一眼レフカメラのピント合わせ 親指AFの設定方法

オートフォーカス(Auto Focus、略してAF)という機能によって、ピント合わせの作業はカメラが自動でやってくれます。

カメラ購入時の初期設定では、シャッターボタンを半押しするとピント合わせが始まり、ピントが決まって初めて、シャッターボタンを深押しして写真が撮れるという設定になっています。コンデジと同じような感覚で撮ることができます。

ところが、この初期設定だと困ったことが出てきます。

たとえば電車がトンネルから顔を出すシーンを撮りたい場合、電車が実際にトンネルを抜けてからピント合わせをしていたのでは間に合いませんね。これはピントをそのまま固定(いわゆる置きピン)しておくことができれば解決します。トンネルの出口付近にあらかじめピントを合わせておけば、電車が顔を出した瞬間からシャッターを切ることができます。

親指AF

そこでおすすめしたいのが、いわゆる親指AFと呼ばれる方法です。シャッターボタン半押しではなく、違うボタンにピント合わせの作業を任せてしまうということです。プロのカメラマンも多くがこの技法を使っています。

カメラを右手で握ったとき、親指のそばにあるボタンを使います。AF-Lボタンなど、親指AF専用のボタンがある機種も多くあります。親指AFにすると、ボタンを押そうとカメラ本体をよりしっかり握りこむことになるため、手ブレしにくくなるというメリットもあります。

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(Nikon D7000の場合はAE-L、AF-Lボタン)

ボタンを押している間はピントを合わせ続けてくれますし、逆にボタンから指を離すと、簡単に置きピンができるわけです。同じような構図で何枚も撮りたいというときも、置きピンができれば、一枚撮るごとにピント合わせをしなくてもよくなるため、スムーズに撮影できます。

親指AFにすると、これまで二役を担っていた人差し指は、シャッターチャンスを仕留めることだけに集中できるようになります。動きの激しい子どもやスポーツの撮影では、ボタンを押し続けていれば被写体を追いかけ続けてくれるので、素早くシャッターが切れます。連写モードにしておけば、撮り逃しもなくなりますね。

設定方法

親指AFの設定方法を、Nikon D7000で説明します。

MENUボタンを押し、「カスタムメニュー」の中から「f 操作」を選びます。「AE/AFロックボタンの機能」を選択し、「AF-ON」に設定します。

Canonでも似たような設定方法で、簡単に親指AFができるようになります。

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ただ、左目でファインダーをのぞく人にとっては、右手親指付近にあるボタンを押すことは少し窮屈かもしれません。その場合は別のボタンに設定することもできます。

上の写真でいうと「f3 Fnボタンの機能」「f4 プレビューボタンの機能」を選ぶと…

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こちらの写真のように「AF-L」に設定することができます。撮影中に押し続けるという役割を担うわけなので、ある意味では最も活躍するボタンということになります。使いやすいようにカスタマイズしていきましょう。

ただし、自分好みにカスタマイズする場合、他人に貸すときには注意が必要です。きちんと説明し

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