一眼レフカメラの構造と要素 しぼりとシャッタースピードとは

ここで簡単に、一眼レフカメラの構造を紹介します。

黄色で示したのが光の通り道です。レンズを外してカメラ本体の中をのぞいてみると、鏡が入っているのがわかります。レンズを通った被写体の情報は鏡に反射され、ファインダーに見えているのです。

シャッターボタンを押すと、鏡が一瞬イメージセンサーに対し垂直に(光に対して平行に)跳ね上がります。光をさえぎる鏡がなくなった一瞬にイメージセンサーまで到達した光が、写真として残るわけです。ちなみに鏡が跳ね上がっている間は、レンズを通った光がすべてイメージセンサーにぶつかっていて、ファインダーは真っ暗になり何も見えません。

イメージセンサーに光が当たることを露出と呼び、入ってくる光の量を調整することを露出調整といいます。

しぼりとシャッタースピードとは

この二つは写真の明るさに直結する要素です。

きちんと理解していないと、撮り直しがきかないときや、いざというときに失敗してしまうこともあります。とても初歩的なところから説明していますので、復習も兼ねて読んでみてください。

写真とは、本体の中の鏡が跳ね上がっている間に取り込む一瞬の光のことです。しぼりとシャッタースピードは、露出を調整する機能です。

(1)しぼり

しぼりとは、簡単に言えばレンズの中にある可動式の丸い窓のことです。この丸窓の広さ、開き具合を調整することで、取り込む光の量を加減します。

しぼりはF値として数値化され、F16などと表現します。F値が小さいほど、丸窓が大きく開いている状態で、たくさんの光が入ってきて写真が明るくなることを指します。丸窓を開くことを「しぼりを開放する」と表現します。

(2)シャッタースピード

シャッタースピードとは、本体の中の鏡が跳ね上がっている時間のことです。1/200などと数値化されており、文字通り鏡が1/200秒だけ跳ね上がる、ということを指します。

シャッタースピードは母数が大きくなるほどシャッターが素早く開閉するので、暗い写真になるということになります

(3)しぼりとシャッタースピードの関係

ここまで読むとわかる通り、しぼりとシャッタースピードは、切っても切れない関係にあります。

明るい写真にしたいからといって、晴天なのにしぼりを限界まで開き、シャッタースピードを1/10に設定してしまったら、露出オーバー。出来上がる写真は真っ白に飛んでしまいます。

繰り返しになりますが、写真の明るさ=取り込む光の量、だからです。適正露出の写真を撮るには、しぼりを開くならシャッタースピードを速く、逆にシャッタースピードを遅くしたいならしぼりを狭くする必要があります。

単純に同じ明るさの写真を撮りたい場合、取り込む光の量の合計を等しくすればいいわけです。

しぼり優先モードを活用

カメラには便利なモードがあります。

しぼり優先モードにすれば、F値を設定するだけで、カメラが適当な明るさになるようにシャッタースピードを自動制御してくれます。シャッタースピード優先モードなら、しぼりをいじらなくてもよくなります。

全自動のオートモードというのもあります。シャッターボタンを押せば、しぼりもシャッタースピードもカメラにおまかせなのに、適正露出の写真になります。

ただ、せっかく一眼レフを使うなら、しぼりとシャッタースピードを使いこなせるようになりましょう。しぼりを開いたときとシャッタースピードを遅くしたときでは、同じ明るさでもまったく違う写真が出来上がるからです。

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